碇シンジ
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このフィクションに関する記事は、全体として物語世界内の観点に立って記述されています。関連するスタイルマニュアルを参考に、現実世界の観点を基準とした記事に修正してください。(2012年4月) (使い方

碇 シンジ
新世紀エヴァンゲリオン』シリーズ・『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズのキャラクター
作者庵野秀明
貞本義行(デザイン)ほか
声優緒方恵美
プロフィール
別名サードチルドレン
第3の少年
生年月日2001年6月6日(TVシリーズ)
年齢14歳
性別男性
身長157cm(新劇場版)
血液型A型(TVシリーズ)
肩書きエヴァンゲリオンパイロット
家族碇ゲンドウ
碇ユイ
使用兵器エヴァンゲリオン初号機ほか
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碇 シンジ(いかり シンジ)は、日本のアニメーション作品新世紀エヴァンゲリオン』やそのリメイクリブート作『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』、その派生作品に登場する架空の人物で、同作の主人公[1]である。担当声優緒方恵美
プロフィール
アニメ・漫画版 共通

主人公。父は碇ゲンドウ、母は碇ユイ。同居人は家主であり上司兼保護者のNERV戦術作戦部作戦局第一課 課長の葛城ミサト、EVA弐号機パイロット惣流・アスカ・ラングレー、ミサトのペットでペンギンのペンペン

エヴァンゲリオン(EVA)とのシンクロには天才的な才能を見せる。

容姿は顔立ちに関してはミサトから「可愛らしい」と言われている[2]キャラクターデザインを担当した貞本義行によると、シンジは従来のヒーローらしい熱血漢ではなく、女性的な繊細さや清潔感とともに、冷めたやる気のなさを持ち自分の殻を作る「現代っ子」のキャラクターとして作られた[3]。デザイン的には、牛若丸日本武尊などの、日本古来のヒーロー像にある中性的な美少年がイメージされ、その女性的要素は『ふしぎの海のナディア』の少女キャラクター・ナディアの顔をおだやかに描いて、まつげを取り髪型を変えたかたちになっている[3]

生年月日:2001年6月6日[4]

血液型:A型[4]

年齢:14歳[4]

身長:157cm

所属:NERV/EVA初号機専属操縦者[4]、第3新東京市立第壱中学校2年A組

特技:チェロ演奏、料理

テレビ版・旧劇場版

本作品の主人公。父ゲンドウ・母ユイの息子として生まれる。エヴァンゲリオン初号機のパイロット(3人目の適格者=サードチルドレン)。一人称は僕[注 1]
経歴

2004年に行われた初号機の起動実験において目の前で母を失い、その後まもなく父により「先生」と呼ばれる人物の元に預けられる。そして作中舞台となる2015年、突如、父により、NERV本部がある第3新東京市に呼ばれて初号機の専属パイロットに命じられる。上司である葛城ミサトと同居生活することになり[5]、EVAのパイロットとして使徒殲滅の任務に就くかたわら、同市内の市立第壱中学校に通うことになる。

度重なる使徒との戦い、父との確執、ミサトをはじめ、同パイロットである綾波レイや惣流・アスカ・ラングレー、そして友人となる鈴原トウジ相田ケンスケとの出会い・交流の中で、シンジは苦悩・葛藤し、傷つきながらも少しずつ成長していき、自分の存在意義を求めていく。

しかし、次第に状況は過酷なものとなり、度重なる悲劇からシンジは精神的に疲弊していく。そんな中、渚カヲルを自らの手で殺したことで心を完全に閉ざし、ゼーレによりその不安定な精神を人類補完計画発動の依り代とされてしまう。リリスと融合したレイの意思により全ての決定権を委ねられ、一度は他者の存在しない裏切りや傷つきのない世界を望むが、最終的には「もう一度皆に会いたい」という想いから、補完計画を破綻させた。また、テレビ版では自己の存在を肯定することで補完を破綻させる。
性格「逃げちゃダメだ」と記された缶バッジ(公式グッズ)

幼少時に母親を亡くし、父親に捨てられたことから家族の絆や愛情というものを知らず、それがトラウマになっている。そのことから強烈に愛情に飢えており、自分の存在価値に疑問を抱き、ややナイーブで内向的な性格をしている。自分の居場所を周囲に求めながらも、痛みを恐れるあまり互いの傷つかない距離を保とうとし、その結果、表面的な付き合いをする傾向にある。

父親を苦手とし反発する一方で、内心では分かり合いたい、愛されたいという屈折した感情を抱いており、EVAに乗る理由も「父親に認められたいから」というもの。「逃げちゃダメだ」と自分に言い聞かせるセリフは、強迫観念を表すだけでなく、監督の庵野秀明自身の制作当時の心境を映したものでもある[6]

アスカから「すぐに謝りすぎ」と言われるほどに些細な事でも謝罪するなど[7]、他人との深いコミュニケーションが苦手とされているが、ゲンドウ以外の人物に対しては極端に苦手という描写はなく、誰とでもそつなく会話をこなし、表面上は社交性がある。


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